設計事例

デイセンター  「モモの家」

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木材倉庫を生活介護施設に改修しました。
高い天井を活かした高窓や、カラフルなカーテンや壁紙の利用、増築したリサイクルショップの屋上緑化など、明るく緑に溢れた施設にしています。
2010年度グッドデザイン賞受賞
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施主: 社会福祉法人ゆうのゆう様 場所: 大阪市福島区吉野
用途: 生活介護施設 規模: 改修+増築/258m²
竣工: 2009年3月    

施主さまからの声

社会福祉法人ゆうのゆう/坂山克也様
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― ar-co.careに設計を依頼されたいきさつを教えてください。


木材置場となっていた現地

坂山様「2008年まで福島区で運営していた生活介護施設「モモの家」を建物の老朽化が理由で移転しなければならなくなり、新たな入居先を探していました。
色々と探した結果、家賃が安く、施設利用者の利便性も良い物件を見つけることが出来たのですが、その建物がもともと木材置場として利用されていたために天井が高かったり、隣接する木造家屋に補強工事が必要だったりと問題が多かったため、設計事務所に設計をお願いすることにしました。
インターネットで福島区周辺の設計事務所を探していたところ、障がい者施設専門とうたっていた設計事務所のar-co.careを知り、設計をお願いすることにしました。」

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― 設計を依頼してから、どのように進みましたか?


デザインスケッチ

坂山様「間取りについては、ar-co.careと何度も打合せを行ない、その度毎に提出される図面をもとにこちらの要望を伝えていきました。
こちらが出す要望に対しては、実に事細かに図面に反映してくれましたし、またこちらの要望もうまく整理して何を優先するべきなのかについても積極的に提案してくれました。
立体的な空間のデザインについては我々にはイメージも出来なかったのですが、ar-co.careがどんどん提案してくれましたし、それをわかりやすいスケッチや模型などで見せてくれたので、我々も出来上がりをイメージしながら要望を出すことができるようになりました。
設計の大きな方針が決まってからは、ar-co.careが一ヶ月程かけて細かい寸法や仕上げなどを描いた図面を作成し、それをもとに衛生機器や仕上げなどの細かい内容についても一つ一つ確認しながら進めていくことが出来ました。
工務店についてはar-co.careから紹介された二社とこちらから紹介した工務店一社の計三社に見積をお願いし、一番安かった工務店にお願いすることにしました。
工事に入ってからも細かい箇所まで確認してくれましたし、こちらからの変更の要望にも対応してくれました。
思っていた以上に変更箇所が多く、最終的な追加工事費の清算の際には少し苦言も呈しましたが(笑)、大変満足のいく施設を設計したもらったと思っています。」

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― 竣工してからの対応はどうですか?

坂山様「竣工当初は、色々と不具合も出ましたが、工務店共々素早い対応をしてもらいました。
既に竣工して5年が経ちますが(2014年現在)、小さな不具合はありますが、大きな不便はありません。
それよりも、ar-co.careから提案してもらった屋上緑化が、周辺地域の方々との関係づくりにはとても有効に機能していると思います。
一年を通じて花や実がなり、室内から利用者さんが楽しむことも出来ますし、また周辺に住む方々も楽しみにされています。
周辺の方々には、この屋上緑化のおかげで親しみを感じてもらえる施設として認めて頂いたのではないかと思っています。
さらに、2010年にはグッドデザイン賞も受賞し、様々な書籍にも掲載される等、この施設をきっかけに我々の活動も広く知ってもらえる機会になりました。
その後、デイセンターやケアホームの設計も依頼することになり、ar-co.careとのお付き合いは続いております。」

― 最後に一言お願いします。

坂山様「デザイン性の高さはもちろんのこと、障がい者施設をより地域社会に溶け込ませていきたいという我々の長年の願いを、我々とともに根気づよく議論をし、様々なアイデアを駆使して次々と実現していくというスタンスは、一般的な設計事務所とは違いとても異色だと思います。
これからも障がい者が地域で豊かな生活を送れるよう、ar-co.careと二人三脚で進めていきたいと思っています。」


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